先日、新婚夫婦の間で殺人事件がありました。
ニュースを見ると、現場は住宅メーカーがつくった新築のアパートでした。
事件が起きたアパートの他の入居者は出て行ってしまうかもしれません。
そうなると、もし借り入れをしていたら、支払えるのかが心配です。
せっかく新築したアパートですが、こうなると負債になってしまいます。
事件が起きたことは悲しいことですが、不動産所有者には大きく影響を及ぼします。
最近まで「サラリーマン大家さん」がもてはやされ、銀行で借り入れをして
賃貸住宅を取得する人が増えました。
「不労所得」を得るために不動産投資をするわけですが、やはりリスクはあります。
「ぽつんと一軒家」というTV番組がありますが、
この番組は行政が進めるコンパクトシティ構想に一石を投じていて、
そこに暮らす人々の「ドラマ」に焦点を当て、その物語が心を打ちますよね。
コンパクトシティは行政のコストを下げ、持続可能な社会の実現を目指していますが、
不動産を経財合理性だけで考えるのではなく、そこにある「ドラマ」や「愛情」
に目を向けて、家族仲良く暮らし、「良かった」といえる不動産活用の方法を
考えていきたいものです。
「不動産は何のためにあるのか」
社会的意義をよく考えた仕事がしたいですね。
コンパクトシティの形成に向けて(国土交通省)
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