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2023年路線価が発表されました

 7月3日、国税庁が2023年分路線価を発表しました。路線価は相続税や贈与税を計算するときの元になる土地の価格で、路線価の「路」は道路の「路」ですが、それぞれの道路に対して路線価がつけられています。相続税・贈与税を計算する際の元になるものですが、路線価がついていない地域もあります。その際には固定資産税評価額に「評価倍率表」から「評価倍率」を調べ、固定資産税評価額に該当する評価倍率を掛けて相続税評価額を算出します。今回、発表された路線価は、新型コロナウイルス禍の影響緩和で人の流れが回復、岡山県の路線価は5657地点の平均変動率が前年に比べて1.3%増となりました。岡山県内では岡山市、倉敷市の中心部を始めとして915地点で上昇しました。

 最高路線価は岡山市北区の市役所筋(高島屋の前)ですが、前年に比べて9.3%の上昇になっており、1平方メートルあたり164万円(坪単価に直すと約542万円)となっています。倉敷の最高は倉敷駅前通りで1平方メートルあたり36万円(坪単価約119万円)、玉島地区は新倉敷駅前通りの1平方メートルあたり12万円(坪単価約40万円)、児島地区は児島駅前の武左衛門どおりの1平方メートルあたり6万8千円(坪単価22.5万円)などとなりました。

 路線価は公示価格の80%となるため、公示価格は路線価を0.8で割り戻すと得ることができますが、実際の売買事例は公示価格の2倍以上というケースもあり、需給バランスによって変わっています。

 ちなみに固定資産税評価額は公示価格の70%となっているため、路線価は固定資産税評価額の約1.1倍となります。

 所有されている不動産の路線価を調べるには国税庁のホームページから見ることができます。


国税庁ホームページ(路線価)


https://www.rosenka.nta.go.jp/















































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